BLOG

2023/04/01 17:41

美濃焼とは、岐阜県のうち東濃地方の一部(土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市、笠原市)の地域で制作されている陶磁器の総称です。

東濃地方は、日本最大の陶磁器生産拠点であり、中でも土岐市が陶磁器生産日本一の街と言っても過言ではありません。

ふだん食卓に並び使っている器が、どこの焼物か知っていますか? 何気なく手にしている器の多くは、実は美濃焼がほとんどなんです。

美濃焼はおよそ1300年前からつくられており、時代背景に影響を受けながら発展してきました。

起源は朝鮮から伝わった焼物の祖である須恵器とされており、安土桃山時代の茶の湯文化とともに黄金期を迎える。

安土桃山時代のわずか30年ほどの間に、美濃焼の代表格である志野(しの)織部(おりべ)黄瀬戸(きせと)瀬戸黒(せとぐろ)の四様式が存在感を増し、優れた焼物が生み出されました。

日常生活の中で気軽に使用されるようになった現在でも、美濃焼の特徴は変わらず受け継がれています。

釉薬(うわぐすり)を使う流れや、いびつな形を楽しむところなどは美濃焼の特徴であり、美濃焼らしさは今もなお愛されている。

そして、時代に合わせて進化するために、現在も職人の間では模索が続いているという。人々を魅了し続ける美濃焼それは現在の食文化に欠かせない存在です。